DOCTOR'S VOICES

CASE#013学びの革命、専門医向け学会・研究会プラットフォームで自己研鑽

遠く離れた海外からでも気軽にオンライン研究会に参加

2018年から2019年12月まで、スタンフォード大学 Cardiovascular Core Analysis Laboratoryで留学経験した井村氏。海外留学中、術者としてのカテーテル治療ができず、臨床感覚を保ちたいという想いからe-casebook LIVEを視聴。住む場所が変わってもクオリティーの高いコンテンツが視聴できると井村氏は話す。

岡村記念病院 循環器内科医師

井村 慎志 氏

憧れの海外留学で画像解析方法を学ぶ

大学卒業後、循環器内科医として勤務している一方で、留学に対して強い憧れがありました。
夢を実現させるべく、血管内イメージングカテーテルの分野での留学先を探していたところ、公募プログラムが見つかり、すぐさま応募し、アメリカのスタンフォード大学に1年間、リサーチフェローとして留学することになったのです。

留学中はコアラボに所属し、心エコー、心臓カテーテル、血管内超音波検査(IVUS)、光干渉断層撮影法(OCT)などの画像の解析方法を学んだり、施設に蓄積されたデータの解析に携わっていました。臨床面ではカテーテル室へ行き、冠動脈インターベンション(PCI)や各症例に関連するIVUSやOCTの測定をしていました。
アメリカでは私自身がオペレーター(術者)となり手術に関わることはなく、ブランクが空いてしまい、日本に帰国したときに臨床医としてすぐさま現場に溶け込むことができるのだろうかと不安に思っていました。

オンライン研究会に参加して「技」をインプット

e-casebookを知ったのは、同僚から「オンラインでライブや症例検討を見ることができるサービスがある」と教えてもらったことがきっかけです。会員登録後、ライブ配信のお知らせメールに興味を持ち、視聴してみました。実際に手技をする機会がなかったので、臨床的な感覚を取り戻すのに大変便利だと思いました。

一番印象に残っているライブ配信は、角辻暁先生(大阪大学大学院医学系研究科)の「角辻先生が教えるPCIが上手くなる講座#01解剖を勉強してタンポを作らない」です。講師の角辻先生が今までの臨床経験から得た知識やポイントを講義形式で定期配信するシリーズです。この回では、病理のスライドや実際の心臓を使った動画で心外膜のイメージをわかりやすく説明されていて、非常に勉強になりました。ライブ配信画面にはチャット欄も設けてあり講師と参加者とが双方向に議論できる仕組みがあります。リアルタイムで届いた質問に対して、角辻先生が早くレスポンスされているのを見て、オフライン研究会に参加しているのと変わらない、もしくはコメントが気軽にできるという点からそれ以上の価値があると感じました。この視聴したライブが非常に勉強になったため、次回も視聴しようと心に決めました。

その後、木下順久先生(豊橋ハートセンター)の、若手医師がオペレーターを務め、経験豊富なマスターオペレーターがセコンドにつき指導する手術ライブも視聴しました。私と同年代の先生が治療戦略から手技まで頑張って治療をしている様子を見て、私も臨床医としてもっと経験を積んでいかないと、と非常によい刺激を受けました。

e-casebook LIVEに期待すること

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、Web配信の重要性は益々高まってくるかと思います。そのような中でどこでも誰でも気軽にアクセスすることができ、CTOなどの卓越した技術の共有と、初心者でもその分野を一から学ぶことができる、医療の標準化に貢献するサービスになることを期待しています。